滋養強壮には、高麗人参が効果的
近年、病気を予防したり、健康で長生きするために注目されているのが生薬です。生薬とは、中国に古くから伝わる食材で、様々な健康食品や医薬品に取り込まれています。そんな生薬の中でも、特に人気が高いのが高麗人参です。
よく耳にする高麗人参ですが、その効果を実はよく知らない方が多いのではないでしょうか。そこで、高麗人参の働きと、体内に取り込むことで、どんな効果があるかについてご説明したいと思います。
まず初めに基本的な知識として、
高麗人参はウコギ科の多年草で、中国東北部から朝鮮半島にかけて生えています。家庭でよく食べる一般的な人参はせり科ですので、名前は似ていますが全く別の食材です。
中国では太古の昔から、「五臓を補い、精神を安定し、邪気を除き、身を軽くして、長寿延年す」と言い伝えられています。つまり、長寿の元として心臓や肺などの臓器を活性化させるだけでなく、厄除けなどにも役立てられていたという事です。
では、基礎知識を理解したところで、気になるその働きについてご説明します。主な働きは、精神的な興奮状態を沈静化させる働きと、その逆でやる気を起こさせ、奮起させる働きの2つです。つまり、鎮静作用と興奮作用の2つの働きを持ち合わせているという事です。
なぜ、全く逆の働きを持つのかと言うと、人参サポニンの一種であるジンセノサイドという成分が含まれており、その成分が大脳を沈静化させる反面、細胞や臓器にエネルギーを与え、活性化させるからです。実は、この相互作用によって、滋養強壮の効果が得られるのです。
具体的には、心臓の収縮力を強めたり、消化吸収を高め、新陳代謝を上げる働きをしてくれます。滋養強壮の効果は、多くの臨床実験を通じて実証されています。
特に、疲労回復や生活習慣病の改善が期待でき、消化機能の活性化や貧血、糖尿病などの症状にも有効的であると言われています。ただし、摂取時には注意が必要です。例えば妊娠・授乳中の方、幼少の方、高血圧の方は摂取を控えるべきだと言われています。
加えて、過剰摂取は不眠や動悸、頭痛などの症状を引き起こす場合がありますので、摂取量には気をつけましょう。上記に当てはまらない方で、虚弱体質の方や体が疲れやすいと感じる方には、是非お勧めできる健康食品です。
現代社会はストレスが多く、働きすぎの方が多いと言われています。そんな社会の荒波にも負けず、高麗人参を上手く取り入れて、現代の忙しい生活にも元気に立ち向かっていきましょう。
このサイトでは、
韓国で見た高麗人参の利用方法などについて解説されていました。興味深いので是非ご覧になってみてください。
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